ポマール"レ・ノワゾン"2005

ワインの詳細

■ジャン・ガロデ WA3~4つ星89点 RWG87+-88+点
 ポマールに本拠を置く優良生産者。パーカーにして「ACポマールはこのアペラシオン最高」と言わしめる高品質にも関わらず価格は非常にリーズナブルなもの。インポーター協賛特価。

 単独のアペラシオンをもつ村としてはサン=ロマンと並ぶ、最も小さな産地がモンテリー。その広さは180ヘクタール弱――プルミエ・クリュが30ヘクタール、ACモンテリーが110ヘクタール、それにレジオナル40ヘクタール強――、加えて南北をヴォルネー、ムルソーという赤、白の銘醸地に囲まれているため、今ひとつパッとしなかったアペラシオンであることもまた事実。

 実際ジュヴレ=シャンべルタンやポマール、その他有名アペラシオンのヴィラージュ・クラスよりもモンテリーのプルミエ・クリュの価格のほうが安い。ではモンテリーが劣っているからこのような結果になるのだろうか?

 答えはノンである。ワインも広く流通する商品である以上、需要と供給の関係から逃れられないし、価格はこの需給関係から決まってくる。そしてこの需要と供給の関係はワイン本来の質の良し悪しよりも、長年培われてきたネーム・ヴァリュー等によるところが大きい。するとどうしても、上に述べたような立地のモンテリー等はそのそしりを免れないこととなってしまう。

 確かにブルゴーニュの人気が今ほどに過熱していなければ、モンテリーというアペラシオン、もしくはポール・ガローデという生産者に目を向けることもなかったかもしれない。

 しかし著名アペラシオンの価格は上昇、有名というだけで中身を伴わないものも決して少なくないという今日、モンテリー等を始めとする単に知名度が不足しているだけに過ぎないアペラシオンは見直されて然るべきであるし、その質の高さを考え合わせれば、今後広く知れ渡るのも時間の問題と思われる。

 総計10ヘクタール弱――うちプルミエ・クリュは2.4ヘクタール弱――を所有する、ブルゴーニュでよく見かけるようなドメーヌであるが、その実力は侮れない。

 ワインを“つくり過ぎる”というようなことは全くなくて、反対にテロワールを素直に体現しているドメーヌは、やはり本拠を置くモンテリーに本領を発揮するが、その赤はヴォルネーをちょっと土っぽくした滋味豊かな味わいという感じのもの。

 なかでもプルミエ・クリュは、単に価格だけのメリットではなく、ブルゴーニュ好きに訴えかけてくる“余韻”とでもいうべきニュアンスをしっかり備えている。

 そのプルミエ・クリュであるクロ・ゴーテは村のすぐ東にある面積1.8ヘクタールの小さな区画だがガローデはその半分以上の1ヘクタールを所有し、多分彼のポートフォリオのなかでは最も質の高いワインを生んでいる。また、ガローデというと確かに赤なのだが、絶対に見逃せないのがムルソー・ヴィエーユ・ヴィーニュ。平均樹齢80年に達するという古木からつくられていて、その深みある味わいはとてもヴィラージュものとは思えない満足感を与えてくれる、カリテ・プリな1本。

 テロワールの重要性が声高に叫ばれる昨今、ドメーヌの色でワインを染めないガローデのようなつくり手が益々注目を集めるようになるであろうし、ブルゴーニュ愛好家を自認するワイン・ラヴァーならもっとこのようなアペラシオン、ドメーヌを愉しむべき、と思うが如何であろう。
     おかげさまで完売いたしました

No.1462
本体価格 (税込価格)
¥5,600-   (¥6,160- )
容量 750ml
フランス
生産者(社) ジャン・ガロデ
産地 ブルゴーニュ
地域 コート・ド・ボーヌ
地区 ポマール
葡萄品種 ピノノワール
年度 2005
種類
味わい 軽 ・ ・ ・ ・ 重