モレ・サン・ドニVV"キュヴェ・ローマン・リニエ"2004

ワインの詳細

■リュシー・エ・オーギュスト・リニエ
 通常はモレ・サン・ドニ1erVVとしてリリースされるキュヴェですがこの年のみ、奥様ケレンさんの想いから、フラッグシップ的なこのキュヴェにロマンさんの名前を付けたとされます。

 リュシー・エ・オーギュストこの聞きなれない名前はユベール・リニエのワインを好きであった方々にはピンとくるかもしれません。そう、今はなき故ローマン・リニエ氏の息子と娘の名前で看板畑であるクロ・ド・ラ・ロッシュの2001年と2002年のそれぞれの名前がキュヴェ名として付けられておりました。若きカリスマ醸造家ローマン・リニエ氏が亡くなりこのスタードメーヌは現在大きな転換期を迎えております。今回入荷の2004ヴィンテージはケレン・リニエ女史とユベール・リニエ氏の合作となっております。入荷はそれぞれ極僅かのみとなります。

 以下はインポーターの資料よりリニエ家とそのワインを巡る変遷をお伝えいたします。

 <主な関係者>
 ★ Hubert Lignier(ユベール・リニエ)・・・一代でブルゴーニュを代表する生産者となったリニエ家当主。2007年6月現在72歳
 ★ Romain Lignier(ロマン・リニエ)・・・ユベールの3人の子供のうちの末っ子。1996年頃からドメーヌ継承開始。2004年に他界
 ★ Laurent Lignier(ローラン・リニエ)・・・ユベールの3人の子供のうちの長男。アルベール・ビショ社ディレクター
 ★ Kellen Lawton(ケレン・ロートン)・・・アメリカ人。1999年にロマンと結婚してケレン・リニエとなる。1973年3月25日生まれの34歳
 ★ Bill Downie(ビル・ダウニー)・・・オーストラリア人。ヤラ・バレーの「デ・ボルトーリ」の製造部長
 ★ Dominique Poirotte(ドミニク・ポワロット)・・・2004年からユベール・リニエの栽培長。ラ・プス・ドール栽培長も務めた、この道25年の名人。醸造にも明るい
 ★ Lucie Lignier(リュシー・リニエ)・・・2000年に生まれたロマンとケレンの長女
 ★ Auguste Lignier(オーギュスト・リニエ)・・・2002年に生まれたロマンとケレンの長男

 1996年
 ○ ユベールからロマンへの相続を開始するため、EARL Hubert Lignierという会社を設立。社長はロマンで、株主はロマン74%、ユベール13%、フランソワーズ(ユベールの妻)13%
 ○ 畑の総面積は約8.5haで、うち6haはユベールがEARL Hubert Lignierにメテイヤージュ賃貸(収穫の3分の1相当分をユベールに地代として現物返済する契約)、1.5haはロマンが所有、1haは第三者所有畑をメテイヤージュで賃借

 1999年
 ○ ロマンとケレンが結婚し、ケレン、ブルゴーニュに来る。ケレン、ロマンから栽培と醸造を学ぶ

 2000年~2002年
 ○ ケレン、ロマンから栽培と醸造を学ぶ
 ○ 2000年、リュシー誕生
 ○ 2002年、オーギュスト誕生

 2003年
 ○ ロマン、1月にEARL Hubert Lignier社のユベールとフランソワーズ持ち分の株式を譲り受け、100%継承完了
 ○ ユベール、3月に老後資金の安定調達のための販売会社SARL Lignier-Lawtonを設立。株主はユベール99%、ケレン1%でケレンを社長にする。EARL Hubert Lignierの造るすべてのワインをこの販社を通じて販売することを意図するが、失敗。ケレン、ユベールに不信感が募り、後に禍根を残す
 ○ ロマン、収穫期に脳腫瘍で倒れる
 ○ ケレンとその子供たち、ロマン所有の1.5haを相続(結婚する時にロマンは、万一彼に何かあった場合、すべてをケレン(と将来の子供たち)が相続できるように、フランス法上の特別な結婚形態を選んだ)。

 2004年 
 ○ ロマン、2月に帰らぬ人となる。享年34歳
 ○ ケレン、ボーヌの醸造学校CFPPAのBPREA(栽培・醸造コース)を修了
 ○ 栽培長としてドミニク・ポワロット入社
 ○ 醸造家としてビル・ダウニー招聘

 <この年のワイン造り>
 ○ 栽培はユベール・リニエ、ドミニク・ポワロット
 ○ 醸造はユベール・リニエ、ビル・ダウニー、ケレン・リニエ
 ○ 熟成・ビン詰めはケレン・リニエ

 2005年
 ○ ユベールとケレンの不仲顕著に
 ○ ケレン、DRCとアンヌ・グロで収穫や発酵・醸造の短期研修
 ○ ケレン、12月にEARL Hubert Lignier社の社長に就任。ユベールが猛反対し、これを巡ってユベールとケレンの確執決定的に。長年ユベールと一緒に働いていた秘書等4人の従業員もケレンに抗議の退社
 ○ ドミニク・ポワロット、ケレン支持を表明。以降のケレンにとって大きな支えとなる
 ○ ビル・ダウニー、この年の醸造を最後に招聘終了

 <この年のワイン造り>
 ○ 栽培はユベール・リニエ、ドミニク・ポワロット
 ○ 醸造はユベール・リニエ、ドミニク・ポワロット、ビル・ダウニー (ケレン・リニエは醸造方針の話し合いに参加したのみ)
 ○ 熟成・ビン詰めはケレン・リニエ、ドミニク・ポワロット (ユベール分のワインはユベールがビン詰め)

 2006年
 ○ ケレン、5月に販社SARL Lignier-Lawton社長を辞任。ローランがアルベール・ビショ社ディレクター兼務で社長となり、SARL Hubert Lignier Père et Filsに社名変更。以降、ネゴシアンブランド管理会社的な位置付けとなる
 ○ 栽培からビン詰めまで、すべてケレンとドミニクで行う (ユベール分のワインはユベールがビン詰め)

 2007年
 ○ ケレン、1月にEARL Hubert LignierをEARL Lucie et Auguste Lignierに社名変更
 ○ 4月、新ラベル完成し、リリース開始

 今日の畑について

 畑の総面積は約8.5ha。うち6haは変わらずユベールの所有で、社名変更したEARL Lucie et Auguste Lignierにメテイヤージュ賃貸(収穫の3分の1相当分をユベールに地代として現物返済する契約)です。この契約は2020年まで有効です。1.5haはロマンから相続したケレンの自社畑。1haは第三者所有畑をメテイヤージュで賃借しています。
本 
No.1475
本体価格 (税込価格)
¥13,524-   (¥14,876- )
容量 750ml
フランス
生産者(社) リュシー・エ・オーギュスト・リニエ
産地 ブルゴーニュ
地域 コート・ド・ニュイ
地区 モレ・サン・ドニ
葡萄品種 ピノノワール
年度 2004
種類
味わい 軽 ・ ・ ・ ・