クローズ・エルミタージュ"エキノクス"2008

ワインの詳細

■ドメーヌ・ド・リゼ WS89点
ドメーヌの中心アイテムであるクローズ・エルミタージュのカジュアル版として生産されている。

 アメリカンチェリーのコンフィチュールを思わせる香り。ジューシーな果実味で2007年の特徴であるエレガントな酸、タンニンのバランスも良く、リリース直後から非常に飲みやすい。

 印象的なラベルはマキシムと共にドメーヌを運営するパートナーの兄(イラストレーター)によるもの。

 クローズ・エルミタージュの神様、アラン・グライヨの息子であるマキシム・グライヨが、2003年に畑を購入し、興したドメーヌ。

 彼は、ブルゴーニュで醸造学を学んだ後、カリフォルニアのターリー・ワインセラーズなどで修行し、現代的醸造技術も吸収した。父と同じワインではなく、あくまで彼自身のワインを造っており、その強い意志と自信はすでに彼に大物の風格を与えている。

 初ヴィンテージ2004年で8000本を生産。いきなり素晴らしいワインを世に出し、周囲を驚愕させた。パリ随一のワインショップ“Cave d’Auge”で店頭に大陳列され、ロンドンでは“Berry Bros & Rudd”が代理店として名乗りをあげる。『ワイン・スペクテーター(2007.3.31号)』の北ローヌ特集では、ギガルやシャーヴと並んで堂々のトップ ドメーヌ入りを果たし、「マキシムは彼自身の道を探し続けているが、しかし彼のワインはすでに荘厳で堂々としている。もし、伝統と現代的醸造技術の共存を見たいならば、シェ・グライヨを見るべきだ!」と記され、彼の類まれなるセンスと才能は熱い注目を集めている。

 5ha所有する畑は、ローヌ川とイゼール川の沖積土で砂や砂利、丸い小石が混ざり、非常に水はけの良い土地だ。平均樹齢18~25年で、栽培方法は伝統的だが、収量をこのアペラシオンでは非常に低い35~40hl/haと生産効率を無視し、品質重視に徹している。手収穫、除梗後、低温浸漬を数日行った後、かもしを20~25日間行う。強いルモンタージュよりも極力ていねいなピシャージュにより、柔らかい果実味を引出す。樽に詰めた後M.L.F.をする。区画ごとに最適だと思われる醸造分類をし、瓶詰め前に最終的なアッサンブラージュをする。決して抽出に傾いたワインではなく、マキシムは果実をきれいに表現することにこだわり、新樽も5~10%に抑えている。現在、除梗についても研究を続けている。今後も更なる品質の向上は確実であり、益々目が離せない。
     おかげさまで完売いたしました

No.1997
本体価格 (税込価格)
¥2,095-   (¥2,305- )
容量 750ml
フランス
生産者(社) ドメーヌ・ド・リゼ
産地 コート・デュ・ローヌ
地域 クローズ・エルミタージュ
葡萄品種 シラー
年度 2008
種類
味わい 軽 ・ ・ ・ ・ 重