ラ・プティモール マルサンヌ 2017

ワインの詳細

■ラ・プティ・モール クイーンズランド州 グラニットベルト
 クール・クライメイトの恩恵を十二分に受けつつ、洋ナシや完熟した柑橘類、ハチミツやハーヴまでゴージャスかつ複雑な表情を見せてくれます。単体での存在感も素晴らしいですが、ダイニングシーンで輝く白ワインでもあります。造りはナチュラルなアプローチを取り入れていますが、クラシカルな北ローヌワインに通じる上質さが魅力と言えます。

 「ラ・プティ・モール」はグレンとロバートの2 人によって2010 年から始まった挑戦的なワインプロジェクトで、母体は彼らが2000 年にクイーンズランド州グラニットベルトに設立したワイナリー「ベントロード」。

 元々フランスワインをこよなく愛する生化学者だったグレンはある時パートナーであるロバートと共にワインを造る夢を実現させることを決意し、離職。
 理想の土地を探す旅の途中で2000 年、オーストラリアでも極めて特殊なワイン産地グラニットベルトで理想的なロケーションを備えた土地と出会い一目惚れします。
 すぐに購入を決断した彼らはその土地にまさに一からブドウを植え始めました。
 同時進行でグレンはチャールズ・スタート大学で醸造学を修める一方、「Cakebread Cellers (Napa)」、「Clovely Estate(豪)」、「Heritage Estate(豪)」など複数のワイナリーでヴィンテージを経験するという驚くべきエネルギーで経験を重ねていき、自社での経験も相まって着実に自身のビジョンを作り上げていきます。

 そして2010 年にはさらに「もっと挑戦的で面白いことをしてみたい」という想いから限定生産のプロジェクト、ラ・プティ・モールをスタートさせました。
 現在およそ3ha ある自社畑ではサステーナブル農法を実践(近隣の畑からの買いブドウ含む)。
 雹害のリスクが大きく、1-3 月の湿度も高いグラニットベルトでは病害のリスクマネジメントが第一優先ですが、その中でできる限り自然環境に配慮して栽培されています。
 その姿勢はワイン造りにおいても共通しており、野生酵母による醗酵(状況により培養酵母を併用)、酸化防止剤や清澄剤の使用はワインをクリーンに保つという限りにおいて最小限に抑えられています。

 まだオーストラリア国内ですらあまり知られていない彼らですが、近い将来センセーションを巻き起こすことは間違いありません。
本 
No.4166
本体価格 (税込価格)
¥3,800-   (¥4,180- )
容量 750ml
オーストラリア
生産者(社) ラ・プティ・モール
産地 クイーンズランド州
地域 グラニットベルト
葡萄品種 マルサンヌ
年度 2017
種類
味わい 甘 ・ ・ ・ ・